新幹線の最終電車で一人訪れた函館旅行で、明朝最初に訪れました。五稜郭タワー。
今回は、一人旅で訪れた函館で「五稜郭タワー」をまわってきました。
ホテルを11時にチェックアウト。東京よりも冷たくて心地の良い風を浴びながら、酔いを覚ましつつ、函館駅前をうろうろ。
五稜郭タワーまでは函館駅前からバスに乗り、「五稜郭公園前バス停」へ。バスの乗車時間は15分ぐらい。
五稜郭公園前のバス停を降りたら、すぐ目の前にドカーン!なのかな?と思っていたのですが、意外とバス停からしばらく歩きました。
なかなか五稜郭タワーは見えてこなかったので、間違えたかと(笑)
人の流れになんとな~くついていくと、ありました。五稜郭タワー。

遠路はるばるきた私をWelcomeと迎えてくれておりました。

さっそく中に入り、チケットを買います。
展望台までエレベーターで行くので、列に並びます。
エレベーター待ちの間には、足元にあったミニマムな五稜郭のジオラマ。

星形の堀は現在と変わりませんが、周辺が緑で覆われています。建物も、五稜郭すぐ近くの四角いエリアにしかないので、おそらくかなり昔の五稜郭を再現しているんですね。
飛行機の上から見下ろすようで面白いです。
土曜日のお昼でしたが、意外とスムーズに展望デッキまで行くことができました。
たしかに近くにいたら、タワーって登らないですもんね~、私も生まれも育ちも東京ですが、東京タワーにもスカイツリーにも上ったことないし。
エレベーターは満員でしたが、展望デッキに着くと五稜郭の星型がくっきり見えて、思わず息をのみました。

星形の角は一部表面が凍っているように見えます。この星型の城郭は、星型要塞と呼ばれるイタリアで発生した築城方式らしいです。Wikipedia情報
日本ではあまり見ることがないですが、ヨーロッパ圏でよく見られるようです。
函館は古くからある港町なので、外国の文化や技術が活かされているのは港町らしいな〜と感じますね。
私なんて紙に星を描くのも下っ手くそなのに、これをはるか昔に正確に作り出すのは設計した人も作った人もすごいです。脱帽です。
しばらく景色を見ながら展望デッキをぐるぐる歩いていると、突然雪が降り出しました。

写真だとわかりづらいですが…。
東京で積もった雪景色の中でしんしんと降る雪にはなかなかお目にかかれないので、ロマンチックです。
一人で見ているのがちょっぴり寂しくもなりましたが、雪の降る地域の醍醐味を感じます。
毎年雪で多くの方が被害を受けたりしているので美しいばかりではありませんが、雪がより一層魅力を引き立てることもありますよね。
また、五稜郭タワーは景色だけでなく、函館の歴史に関する展示なども行われています。
展示コーナーでは函館の歴史も学べます。
正直、歴史には疎いんですが、ペリーさん(?)の外交時の模型を見て、ちょっと勉強意欲が湧いてきました。…とはいえ、帰ってからもしていないんですが…(笑)

来る前に勉強してれば、楽しみ10倍なんですけどね。旅先でいろんな展示を見るたびに思うのですが、わかっていてもできないのが怠惰な人間です…(笑)
こちらは五稜郭を1/250に縮小した五稜郭復元模型です。

当時の五稜郭の様子と今の五稜郭を見比べることができます。復元模型と今の五稜郭周辺の様子を見比べると函館の繁栄に感銘を受けます。
五稜郭タワーの展望デッキにはこのような展示がたくさんあるので、しっかり全部見ようと思ったら30分以上はかかると思います。
五稜郭タワーから見る函館山。函館の街をぐるっと一望できるので、かなり長いこと滞在してしまいました。五稜郭の冬の絶景を一人で大満喫しました。

すごい余談なんですが、五稜郭タワーで地上に降りるエレベーターの列で「こういうところに一人でくるやつって分からない。理解できない。」と私のことかな?ってこと言われちゃって、ちょっとショックでした。
一人旅には一人旅の良さがあるんですけどね…。
心の中で「うるっさいわ!非常識なじじいが!」って思ったのは内緒です。
このすばらしい景色を一人でゆっくり満喫できたのは最高の体験でした!
みなさんも、ぜひ五稜郭タワーで函館の歴史と絶景を楽しんでくださいね。一人でも、誰かと一緒でも、変わらない素敵な思い出になります。