AIを使って銀行コード照会を超効率化【AIとの共同開発プロセス紹介】

生成AI

私がAIを使って銀行コードと銀行名を照らし合わせる業務を効率化したプロセスをシェアしたいと思います。

「誰でもチャレンジできる」を証明するために私の情報を先にご紹介します。

  • エンジニアじゃない。コードは全く読めない。
  • スプレッドシートの関数は少しできる

プログラミング未経験の私が、AIの力を借りて数百件の銀行コードチェック作業を時短できた方法をご紹介します!

💡AIを使えば知識がなくても30分で解決!

Step 1:AIに相談してみる

まずは、ChatGPTに以下のように相談してみました:

GASスクリプトや関数で銀行コードから銀行口座名を調べることはできませんか?
スプレッドシートに銀行コードがたくさんあるんだけど、銀行名がありません。

銀行名を資料には書きたいから、銀行名を取得したい。

このページをコピーして、銀行口座名だけを抜き出してスプレッドシートに書き起こすことができない?
このページのデータを使えると良い。
https://…

このページをリスト化できたら、関数でインデックスマッチができると思うんだ。

このように、やりたいことを具体的に伝えるだけで、AIが必要なコードを提案してくれました!

Step 2:AIが提案したコードを使ってみる

AIが提案してくれたコードをGoogle Apps Script(GAS)にコピペして実行するだけ!
エラーが出た場合も、エラーメッセージをAIに送れば修正方法を教えてくれます。

実際にAIが作成したコードがこちら。

function fetchBankData() {
  const url = "https://zengin.ajtw.net/taiou.php"; // 対象ページ
  const response = UrlFetchApp.fetch(url); // ページ内容を取得
  const html = response.getContentText(); // HTMLを文字列として取得

  // 銀行コードと銀行名を抽出する正規表現
  const regex = /<li>(\d{4})\s+<a[^>]*>([^<]+)<\/a>/g;
  let match;
  const bankData = [];

  // すべての銀行データを取得
  while ((match = regex.exec(html)) !== null) {
    bankData.push([match[1], match[2]]); // [銀行コード, 銀行名]
  }

  // データが取得できたかを確認
  if (bankData.length === 0) {
    Logger.log("銀行データが取得できませんでした。正規表現を確認してください。");
    return;
  }

  // スプレッドシートの操作
  const spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
  let sheet = spreadsheet.getSheetByName("銀行データ");

  // シートが存在しなければ新規作成
  if (!sheet) {
    sheet = spreadsheet.insertSheet("銀行データ");
  } else {
    sheet.clear(); // 既存データをクリア
  }

  // データを書き込み
  sheet.appendRow(["銀行コード", "銀行名"]); // ヘッダー
  sheet.getRange(2, 1, bankData.length, 2).setValues(bankData); // データを挿入
}

私は何が書かれているかわかりませんが、AIの解説。

##スクリプトの動作
ページ内容を取得
UrlFetchApp.fetchでHTMLを取得し、<li>タグ内にある銀行コードと銀行名を抽出します。

##正規表現の調整
<li>タグで囲まれた部分から、(\d{4})(4桁の銀行コード)と([^<]+)(銀行名)を抽出する正規表現を利用。

##データの書き込み
銀行コードと銀行名を「銀行データ」という名前のシートに記録。
シートが存在しない場合は、新規作成。

GASで実行すると「実行ログ」にエラーが表示されるので、エラーログを同じAIに送ることで修正してくれます。

このように、エラーと同時に質問にも答えてくれるので、自然言語(コードなどではない日本語)で言語化して伝えることで、コードが修正されていきます。

Step 3:自動化完了!

エラーが出たらAIに送る、要望があればAIに伝える…を繰り返すことで理想の結果に近づきます。

最終的に、銀行コードと銀行名のリストをスプレッドシートに作ることに成功しました。

口座コードリストしか手元になくて困っていたので、VLOOKUPやINDEX MATCHえd銀行名もパーフェクト。
これだけで、数百あった銀行コードとセットで銀行名が表示できるようになりました。

🎯 ポイント

  1. プログラミング知識は不要
    • コードの中身を理解する必要はありません
    • AIに「やりたいこと」を伝えれば、必要なコードを作ってくれます
  2. 効率化のコツは「AIとの対話力」
    • AIへの質問や求めることは具体的に、詳細まで伝える
    • エラーが出たら、そのメッセージをそのままAIに送る
    • 修正案をもらったら、また試してみる!

初めてAIを使うときには、「AIを使うこと」に困惑するかもしれませんが、慣れると銀行コードに限らず、さまざまな作業の自動化に応用できます。

例えば:

  • 大量データの処理
  • データの収集や整理

PS:
このブログもAIと運営者が協力して生成しています。
プログラミング未経験者でも実践できる、AIを使った業務効率化のテクニックを定期的に紹介していきますので、新しい記事の更新をお見逃しなく!