【女ひとり旅】盛楼閣で盛岡冷麺を食べてきた話|もっちもっち麺と透き通ったスープに感動

一人旅

盛岡駅周辺で「盛岡冷麺 人気」と検索すると、必ずといっていいほど名前があがる「盛楼閣(せいろうかく)」。
焼肉と一緒に本格的な盛岡冷麺が楽しめる、駅近の有名店です。

今回の旅では「本場の盛岡冷麺を、できれば美味しい店で食べてみたい」という思いがあって、盛楼閣を選びました。


夕方の混雑は?ひとりでも入りやすい?

お店に着いたのは17時すぎ。
混雑を心配していましたが、店頭には行列もなく、意外とすんなり入れそうな雰囲気。

入り口横の用紙に名前・人数・席の希望を記入して待ちます。
名簿には「冷麺限定のおひとり様カウンター席」という欄があり、一人客への配慮があっておひとり様の味方。
(おそらく焼肉用の鉄板がない席なのだと思います)

ただこの日は、焼肉も食べたかったので通常のテーブル席を希望。数分待つだけで案内されました。
曜日や時期にもよるかもしれませんが、夕方の早い時間なら並ばず入れることもあります。

※ちなみに、秋田岩手付近が混雑すると思われる「大曲の花火」を観にいった翌日15時頃に訪れた際には、1時間ほど並びました。


店内の様子と雰囲気

店内は高級感がある中国の宮殿のような雰囲気でした。(中国の宮殿っていうのは私個人の印象です)

テーブル席が12~13卓ほど、奥には座敷もあるようで、外から見るよりもずっと広く感じました。
さすがの人気店なので一人でも落ち着いて過ごせる空気があって、旅先での食事にはちょうどいい雰囲気です。


焼肉と盛岡冷麺、どちらも食べたい人におすすめの組み合わせ

この日はあらかじめ食べたいものを決めていました。

注文したらすぐにハイボールが運ばれてきたので、しばらくハイボールを飲みながら待ちます。

私が注文したのは

  • 牛タン塩
  • ロースのタレ焼肉
  • 盛楼閣冷麺(普通盛り・辛味別添え)

焼肉2品に冷麺を加えた、ちょっと欲張りなオーダーです。結論、頼みすぎてちょっと多かったです。(笑)

盛岡冷麺は、辛味なしと辛味ありのグラデーションを楽しめるように、辛いのは得意ですが別で注文してみました。

ほどなくして、牛タン登場。
定食レベルの厚みで驚きました(2023年当時で2,800円)。

焼くとさすがに分厚くて噛み切れなかったので、ハサミをお願いしてカットして食べました。
牛タンは、噛むほどに旨味が広がります。塩だれの味もパンチが強すぎず美味しい。

ロースも下味がしっかりついていて、タレいらずの美味しさでした。


盛岡冷麺、透き通るスープと弾力麺の魅力

牛タンを焼いているあいだに、冷麺が到着。

まず、スープの透明度に目を奪われます…。

具材はスイカ、ゆで卵、タンチャーシュー、浅漬けのきゅうり。
盛楼閣では季節によって果物が変わるそうで、6月はスイカ。冬は梨がのるそうです。

スープをひとくち飲んでみると…見た目からは想像できないほどしっかり牛の旨味。濃厚なのにくどさがなくて、美味。これだけでお酒が何杯飲めることか…これだけでお酒が何杯飲めるか…。

麺は思っていたより太めで、表面はつるん、食感はぷるんぷるん。

実際すすってみると、もっちもっちの強い弾力があって、これが盛岡冷麺なんだと実感。麺だけでもスープの旨味が口に広がるほど相性が抜群。

つるんつるんの麺の見た目に反して、強烈な旨味を一緒に感じられて、この盛楼閣が県内外から愛される理由がわかる、そんな一品です!


辛味・酢の味変でさらに深まる美味しさ

別皿の辛味(キムチ)を少しずつ加えながら味変。
酸味がほどよく、やさしい辛さなので、全部入れても辛すぎることはありません。

さらに、お酢を少し加えるとスープがきゅっと引き締まって、旨味がより際立つ感覚。
盛岡冷麺における「お酢の意味」を初めて知ったような、ちょっと感動的な体験でした。


量に注意。一人なら焼肉は1品でもよさそう

焼肉2品と冷麺1人前で、満腹を超えてしまいました…。
一人旅でどちらも食べたいときは、「ロース+冷麺」など、焼肉は1皿に絞るのがちょうどいいかもしれません。

牛タンも美味しかったけれど、冷麺との相性はロースのほうが合っていた気がします。


おわりに:東京から食べに行く価値のある冷麺

盛楼閣の盛岡冷麺は、噂に違わぬ美味しさでした。

あの透明スープに、もっちりした麺。
焼肉と合わせて楽しめるのも嬉しくて、きっとまた来たくなる味でした。

ちなみに、このスイカの食べるタイミングだけは最後までよくわかりませんでした(笑)

でも、それもまた思い出のひとつ。

ごちそうさまでした👏